7月からテレビ朝日系列でスタートする木曜ドラマ「六本木クラス」
韓国・日本で大ヒットした「梨泰院(いてうぉん)クラス」のリメイク版として制作されます。
その六本木クラスに出演する元欅坂46の平手友梨奈さん。
ネットでは「演技が下手?」と言われることもあります。
なぜそのように評する人がいるのか?
そして平手友梨奈さんは本当に演技が下手なのか?
検証していこうと思います。
平手友梨奈の演技が下手だと勘違いされる理由3つ
それでは「平手友梨奈は演技が下手」だと言っている人の理由にはどんなものがあるのでしょうか?
調べたところ、以下のような理由を挙げている人が見受けられました。
・棒読み
・表情がワンパターン
・演技経験が浅い
理由①:棒読み
理由の一つに「棒読みだ」という声があります。
確かに、映画「響-HIBIKI-」で演じた鮎喰響や
「ザ・ファブル2 殺さない殺し屋」で演じた佐羽ヒナコは
暗く、ぼそぼそとしゃべっておりセリフが棒読みのように聞こえたかもしれません。
しかし、そもそも鮎喰響はサイコパス、ソシオパスのような影のあるキャラクター。
ヒナコも両親を強盗に殺された車いすの少女です。
原作を忠実に再現した平手さんの演技は、すごすぎるの一言に尽きました。
それほどに再現してしまったばかりに、
逆に「演技が棒読み」と感じてしまった人も一定数存在したのかもしれません。
響の原作を知る人からすると平手さんは「鮎喰響そのものだった」という評価を得ています。
響の原作者の柳本光春さん、監督の月川翔さんも二人そろって
「この鮎喰響を演じるのは平手さんしかいない」
と語っており、平手さんは繊細さと脆さを併せ持つ鮎喰響を見事に演じきったと言えるのではないでしょうか。
理由②:演技がワンパターン
二つ目に「演技がワンパターンだ」という声も散見されます。
しかしこれも、アイドル時代に築いた平手友梨奈のイメージの元依頼が来ているので、
演じる役柄のイメージが似てきてしまうのは、ある程度仕方のないことなのではないでしょうか。
欅坂46の時代はとにかくクールで陰のある人物像に作り上げられた彼女。
どれも役柄がクールのため、演技が同じに見えてしまうのかもしれません。
これから演技の経験を増やしていき、幅広い役柄を演じることで
評価も変わっていくのではないでしょうか?
理由③:演技経験が浅い
平手さんの女優としての演技経験はまだ浅く、
過去出演作は以下の7作のみです。
テレビドラマ
- 徳山大五郎を誰が殺したか?(2016年7月17日‐10月2日、テレビ東京)‐平手友梨奈役※欅坂46主演
- 残酷な観客たち(2017年5月18日‐7月20日、日本テレビ)‐葉山ゆずき役※欅坂46主演
- ドラゴン桜 第2シリーズ(2021年4月25日 – 6月27日、TBS)‐岩崎楓役
- 風の向こうへ駆け抜けろ(2021年12月18日・25日、NHK総合)‐芦原瑞穂役
- 六本木クラス(2022年7月7日 – 、テレビ朝日) – ヒロイン・麻宮葵 役
映画
- 響‐HIBIKI-(2018年9月14日、東宝)‐鮎喰響役
- さんかく窓の外側は夜(2021年1月22日、松竹)‐非浦英莉可役
- ザ・ファブル殺さない殺し屋(2021年6月18日、松竹)‐佐羽ヒナコ役
女優経験としてはまだまだ浅い平手さん。
しかし、共演してきた女優・俳優は北川景子さん、小栗旬さん、岡田准一さん、堤真一さん、阿部寛さん、長澤まさみさん、江口のり子さん…などなど、
実力者と言われる人たちばかりです。
まだ20歳と若い彼女。
豪華な共演者陣から演技の技術を吸収していっているに違いありません。
平手友梨奈の受賞歴
平手さんは2018年9月公開の映画『響 -HIBIKI-』で
「第42回日本アカデミー賞」新人俳優賞
「第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」新人賞
「第28回日本映画批評家大賞」で新人女優賞(小森和子賞)受賞
を受賞しています。
しっかりとプロから評価されているのがわかりますね!
共演者からの絶賛の声
また、共演者からも平手さんの芝居や芝居への向き合い方に対して絶賛の声が上がっています。
北川景子さん
「(平手は)表現力のある人でクリエイティブな精神を持った人」
引用:シネマトゥデイ
堤真一さん
(ザ・ファブルの終盤シーンについて)
「あれは平手さんが変化する瞬間を、どういうふうにしたら出せるかと思ったので。その当たりは平手さんが本当に素晴らしかった」
引用:Drama&Movie by ORICON NEWS
岡田准一さん
「平手さんはクオリティーを求めるクリエイターだと思うので、『人気者になりたい』とか『チヤホヤされたい』というよりも、良いものを作ることが彼女の救いになっていると思います。むしろそこしか求めていないというか、良いものにするためだったら何でもするようなタイプの人だと思う」
引用:映画ランド
江口カン監督
「堤さんが、平手さんを引き出そうと、いろんななじり方をして、すごいヒナコが出てきた。まだまだ上があるのか、とスタッフ、キャストの皆さんに頼み込んでやらせていただいた。見ていて、こっちが震えるようなお芝居が出てきたのでよかった」
引用:Drama&Movie by ORICON NEWS
実はポジティブな評価のほうが圧倒的に多い
ポジティブ評価の声①:目と表情の演技
平手さんは、とにかく目力が強い、表情がすごいと評されることが多いです!
平手さんの演技には意志の強さが感じられます。
ポジティブ評価の声②:存在感
圧倒的存在感に驚愕する人多数。
ポジティブ評価の声③:初見殺し
初めて見たけどすごかった!という感想をTwitterに書き込む人も多いです!
平手友梨奈に伸びしろしか感じない
平手さんは2021年9月、VOGUEGIRLのインタビューに対して
自分のことを「不器用」、また「(歌、ダンス、演技と)すべてが苦手」と答えており、
結局、苦手を克服するのって場数でしかないと思っていて。
いろんな現場を経験することによって、気づきや学びがある。それが成長に繋がっていくんじゃないかと。
なので、いかに多くの現場を経験できるかは常に意識しています。
引用:VOGUE GIRL
2022年5月23日発売の「GINGER」では、
「自分に満足した日は一日だってない」
「相変わらず嘘がつけないし、決して器用ではないし、私は私の歩き方しかできない」
引用:「GINGER」7月号通常号(幻冬舎、2022年5月23日発売)
と、
苦手を克服するには場数を踏むしかない、
「自分満足した日は一日だってない」と
謙虚な姿勢を見せています。
アイドル時代には「孤高のカリスマ」「天才」「圧倒的センター」などの称号を得てきた彼女ですが、
現時点で満足することはなく、これからもどんどん成長していくことを宣言しています。
六本木クラスで演じる麻宮葵が新境地になるか
7月からスタートする「六本木クラス」で平手さんが演じる麻宮葵は、
クールで自己中な性格でありながら、
IQ162の天才的頭脳を持つ人気インフルエンサーという個性際立つ難役です。
「昨年12月『週刊文春』は、平手さんがこの作品に出演するために所属事務所から独立すると報じました。事務所が出演オファーを断わろうとしたことに反発し、独立してでも出演したいと言ったそうです。それほどこの作品には思入れがあるんです」
引用:週刊FLASH 2022年6月7日号
という報道から、
平手さんのこの作品にかける情熱が垣間見えます。
実はこの役、
またしても漫画の原作者からのご指名なのです。
この麻宮葵は、主人公に一途に想いを寄せる役柄でもあります。
今まで平手さんはクールな役柄を演じることは多くても、
恋に一途なキャラクターを演じたことはありません。
平手さんの新境地になるか、注目が集まるところです!
【追記】六本木クラスの麻宮葵がはまり役と反響!
まとめ
平手友梨奈さんの演技が下手?と言われる理由と、
それを覆す共演者やネットの声をまとめてみました。
7月から始まる六本木クラスで新しい平手友梨奈さんを見られるのが楽しみですね!